tetsu no kakera

tetsu no kakera

垣本鉄工所というブランドを立ち上げてから約4年が経とうとしています。
機械のパーツを生産している以外、何もないところから生まれ始めた製品たち。
流れ作業で大量に生み出されたものではないので、
1点ごとの色合いを手触りを感じる度に製作時の想いが蘇ってきます。

その中の鉄の欠片。
小さな欠片ですが、箸置き、ペーパーウエイト、筆置き、文鎮、置物…
手にする人によって色んな使い道が生まれ、想像力が高まっていきます。
そして、鉄の特徴を知ったり、繰り返し手入れをすることの面白さが身につきます。
鉄は自然素材なのでほったらかしにすると錆がでて風化していき、いずれはまた自然界に戻ります。
それも鉄製品の醍醐味ではありますが、経年変化を味わいながら半永久的に扱うことができるのです。

巣立った製品たちがどんな方法で扱われていくのかが本当に楽しみです。
その話を聞く事によって私たちのモノづくりにもまた磨きがかかります。
このブランドとともにお互いが成長し合える仲になれたら一番いいと思います。
まずこのひとかけらから使ってもらいたいです。

鉄の欠片の製作過程からまた新たなモノが生まれようとしています。
お陰様でホームページも持つことができましたので、その経過をこちらで紹介をしていきたいと思います。